大人になってもマンガ好き・掲示板 |
過去ログその9
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秋里さんで何を更新しようか迷ったんですが、古くても比較的手に入りやすいものと言ったら、これかなあ、と「それでも…」にしました。個人的には「Made in ニッポン」の方がすきなんですけどね。
なんかこれを読み返した後二日ほどハイテンションが治らなくて、恐ろしい目に会いました。いやあ、よくわからないけど、本当に名作でなくてどっちかというと迷作だけれど、とりあえず昔よりは楽しんで読めました。
私が初めて出会った秋里作品がこれです(たぶん…)
その分思い入れも多い。友人が持ってたのを借りたんですけどね。
「それでも〜」と「花の〜」と「眠れる〜」「TOMOI」を持ってます。
「眠れる森の美男」はLPも持ってます!今でもそらで歌えますよ。
ノリ、勢い、ストーリー構成、展開、キャラのパワー、
という点では、本作を僕的にはもっとも評価してます。
あの4人組のキャラは、やっぱ「ルパンV世」なんだろうなと思いました。
だいちゃん=ルパン、しろう=次元、てんくう=五右衛門、
とりいちゃん=不二子
タイトル通り。吉田善美さんは今どうなさっているのでしょう?
ご存知の方いませんか?今日友人と話題に上り気になって仕方がありません。
なんか人形の話あったでしょう?あれが一番お気に入りかな?
とんでもない間違い。なんか、しっくりこなかったんだ、実は。
って、いまさらこんなとこに記事投稿しても誰もここまでさかのぼって見ないような。
この人はどうやら執筆中断中らしい。しかも、本の再販も断っているらしい。
ますます、欲しくなる。昔よく本屋で見かけてた頃に買っておけば、今頃…。
通販にもでてますが、結構高いのよね。
火曜日の日経夕刊に「まんがワールド」と題して、まんがの書評が載る。対象は少女漫画だけではない。面白い時とつまらない時と様々だが、読んでいて思った事がある。作品世界を論じる時に、“現実”がよく引き合いに出されているようだ。しかし、そもそもまんがに限らず創作された物語というものは、現実的である必要性なんかないんじゃないのか。だいたい“現実的”ってのはなんなんだ?生活の中で体験や見聞を通して知りうる情報の最大公約数にすぎないんじゃないのか?見たことも聞いた事もない“現実”が、たくさんあるんじゃないのか?それに、人生の真理を描いている創作があったとしても、それは結果であって、創作は人生の真理を描くものではない。物語を読んでも人生のシミュレーションにはならないし、何かを得ようとするその発想を持つ事が間違ってる。何か得るものがあっても、それは単なる結果だ。創作は読者を空想の彼方で遊ばせてくれる娯楽にすぎない。極論を言えば、作品世界と現実世界に接点は必要ない。きっとどこか勘違いしている人がまんがの市民権を未だに低くしてるんじゃないんだろうか。――なーんて過激な事を急に思いついて、ぶちまけてみてみたくなりました。でも、そう思いません?(それより具体性に欠けて何が言いたいのか分かってもらえなかったりして。)
シビアな現実から解放してくれるものが、文芸の必要性であると言ったのは、国文学者折口信夫ですが、別にこう述べるのは折口に限ったことではありません。
大正・昭和初頭の作家は結構この問題を取り上げています。
(そんなこと言うひとって無知なんですよ、きっと。)
何か哲学的に、とか、人生の教訓をなどという、そういうものだけを創作に求める人は、やっぱりどっか勘違いしていると思います。ネクタイに柄を求めるように、おいしい食事を求めるように、創作ってそういうカテゴリーに入れて考えるべきジャンルだと思っています。
ただ現実的でなくても、その描かれた世界での筋が通ってなければ、結局「駄作」として扱われるし、現実世界にありえない内容でも、より完璧に筋が仕上げられていれば、名作の域に入れられるのだと思います。現実よりも、人生の真理よりも、「本物と偽物」、「よいものか悪いものか」を見極める目が、読者の方にも求められるような気がします。
咲花さんの回答を読んでいて思い出したのですが、プチフラワー・9月号の読者の投稿に興味深いのがあったんです。編集長宛で、回答も付いてました。要約すると「まんがでも書き下ろしが出版されるようにならなければ、まんがの未来は暗い。一時期の同人誌には期待されたが、今は行き詰まっている。だから編集者の必要性を感じるのに、商業誌ではレディスコミックが少女漫画の足を引っ張っている。どう思うか?」で、編集長の回答は「“作者−編集”の関係も大切だが、結局は“作者−読者”の関係が大きく影響する。」と言うような事でした。これって、結局は読者のレベルが低いから、レベルの低い作品が横行するってことなのか?でも、商業誌が長い間採りあげなかった作品にも良いものはあって(数は少ないかもしれないが)読者の支持があって初めて日の目を見たのもあるわけで、迂闊なのは読者だけではなくて、編集にも落ち度は(先見の明がなかった点で)あるはずだよね。雑誌上での回答だから、そう書かざるを得なかったのかもしれないけど。いい作品を見落とさずにいたいものです。ファンレターを書かなきゃ駄目なのかな?しかし、漫画の書き下ろしが出版される時が来るのだろうか?
>要約すると「まんがでも書き下ろしが出版されるようにならなければ、まんがの未来は暗い。一時期の同人誌には期待されたが、今は行き詰まっている。だから編集者の必要性を感じるのに、商業誌ではレディスコミックが少女漫画の足を引っ張っている。どう思うか?」
書き下ろしって雑誌に載らず、いきなり単行本になるってことですか?
ありますよね?それなら。じゃぁ、違う意味なのかしら?
ちなみに、私はレディスコミックはそんなに嫌いではありません。
少女向けのH本もね。男の人にだけH本があるのは不平等ってもんさ。
一応、読者の反応を参考に編集者は作品を取り上げるのであって、編集者が自分の見識ですべてを決定しているわけではない、ということではないでしょうか。コミックス化も雑誌である程度反応を見て、ということでしょうね。
でも後になってよいと言われる作品が次々と絶版になっていることを考えあわせれば、本当に編集者の質には疑問を持ちますし、期待もしますよね。
書き下ろしというのは数少ないけど時々ありますよね。三原順の「X Day」なんかもそうですし。
根強いファンがついた時に、その作者の作品だから買う、という理由で書き下ろしが出てくるわけですが、別に雑誌を読まないで口コミでも十分本は売れてるんですから、もっと書き下ろしが多くてもいいかとは思いますが。
この作品は人に借りて読んだんですが、後になってタイトルが思い出せず、探して探してやっとみつけた作品です。
今になって(と言っても最後を読んだのは5、6年前ですが)グ―ッとくる言葉があったりするので、ちょっと意外でした。
こんなにシビアなマンガだとも思っていなかったあたり。
吉村作品は泣けますよねー。「きりん」の方が古いですが、初めて出会った吉村作品は
「薔薇のために」です。「ばら」で「きりん」のことを知って探したんですが、当時は
近所の本屋には売ってなくて(大体いち作者いち作品くらいしか置いてない)なぜか
古本でも見かけなくて、しばらく探しまくってた記憶が…。この話の番外編がまた泣かせて
くれるんですぅ〜。「たねちゃん」なんて…ううぅ(泣)
誰も知らないのかと思った。よ、よかった、知ってる人がいて。
あれは泣けるのもそうですが、ちょっと考えてしまうセリフが多いいマンガですよねー。
私、そういえば「森脇真味未」も大大大好きなんです。
みなさんはどうですか?最近あまり見かけませんけど、どこかで書いてるのでしょうか?
(山羊頭のスープが最後かな、確認してる本)
古くは「緑茶夢」「おんなのこ物語」から「ブルームーン」まで、なんでも好きです!
一番好きなのは何かな?やはり英一・英二シリーズかな?「ユージーン」もなかなか。
「空色冷蔵庫」収録の「○○ まるまる」なんかも案外好き。結局なんでも好きなんです。
彼女の作品ならリスト作成してもいいかもって気になります♪
に行ってみても、新作情報は乏しいようですね・・・。「ゴドレイの恋人」あたりが、リアルタイムで読んだ作品だったと思います。私の場合は、主に「プチ・フラワー」時代ですね。
こちらが正解!
> こちらが正解!教えてくれて、ありがとうございます!早速行って来ます!
>
古くは「緑茶夢」「おんなのこ物語」
「おんなのこ物語」をはじめて読んだのは、
連載が終わって何年もたってから、僕が高校生のころだったかな。
あの作品の中でつかわれていた、憂歌団の「あたれ、宝くじ」や
暗黒大陸じゃがたらの「DEMO、デモ、でも」などまだ知らない時でした。
その後、大学時代にそのマンガがきっかけとなり、
それぞれファンになったものです。
どちらもライブが最高にカッコいいバンドでした。
「おんなのこ物語」のラスト、ほんと、
じゃがたらの音をかけながら書いたんだろうなというくらい、
なんて雰囲気つかんでるんだって感じで。
いるはずのないギターソロが聞こえてくるってタイミングも
まさにこの原曲のタイミングそのものだし。
その作品背景を知ると、ますますその作品への愛着が湧くといった一例でした。