「やじきた」といえば、本編よりも案外、コミックス巻末に紹介された同人誌事件の方が記憶に残っている人も多いんじゃないかと思います。 同人誌が「やじきた」の番外編で紹介されたお店をたどり中傷記事を書いたということで、作者本人と喧嘩になった、というもので、結局は許容量を超える作品画像の転載を理由に発行さしとめになったというものでした。 今思えば、たかが素人の一同人誌なんて下っ端、ほっとけばよかったのに、と思うのですが、市東さんという人はたぶん糞真面目な人で、せっかく紹介したものをファンに台無しにされてお店の人にも申し訳ないって気になったのでしょうね。確かに雑誌で紹介されたお店にいってみて、まずかっただの量が多すぎるだの、商業誌にプロが書いたらとんでもないことになりますもんね。常識ではプリントするべきではないです。 だからその同人誌もお店で出されたものに文句をつけるなら、書かなければいいのに、まるで市東さんが中傷させるために載せてしまったような結果になってしまったじゃないか、と思いました。 まあ、こういうもの書いたりしてたら、いろんな種類の同人誌をやってる人とか、作品にかかわる人とかに会いますけどね、同人をやったりホームページをやる人というのは、かなり癖が強い人が多いです(私もその一人か…)。私はそれを理由になるべくどこにも所属しないようにしてきましたけど。それで、特に同人でもファンクラブ系とかオタクの域に達している人たちはかなりつきあいにくい人が多くて(あくまでも、すべてではありません)、あまり近寄りたくないと正直思います。 もうこれはそういう人たちを知っている人でないとわからないんですが、そういう人たちとまともにやりあおうとしなければよかったのでは? とも思いますし、たぶんそのやり取りの過程で相当市東さんもさらに頭に来ることがたくさんあったのではないですかね? でも、市東さんみたいに正直に怒るということも大事だと思いますよ。ただ残念なことは、怒られたほうが何で怒られてるのか、自分たちがどんな非常識なものをばらまいているのかわかっていないのと、読者の方が逆に市東さんの方が大人気ないと思ってしまったことですね。 そういうやりとりと、そのときの気持ちというのは、当事者にしかなかなか理解できません。しかし、誤りを放置するということは決して大人ではないし、いろんな人の気持ちをシミュレーションして理解しないのも大人ではないと思います。 あれでかなりひいた人もいたと思いますが、市東さんにしてみれば、みんなに示して彼らがどれだけ失礼なことをしたかということを理解し、賛同してほしかったのではないですかね。でもそれでも、何が悪かったのか、わからない人にはわからないのが、悲しいことですよね。 |
咲花@管理人 2002/08/06火01:05
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