昭和25年2月13日徳島県徳島市に生まれる。昭和43年『りんごの罪』でデビュー。昭和46年『空が好き!』をヒットさせ、タグブームを呼ぶ。週間・別冊少女コミックで活躍し、昭和55年『風と木の詩』『地球へ…』で、第25回小学館漫画賞受賞。その後掲載誌を広げ、多彩に活躍。他の代表作に、『ファラオの墓』、『変奏曲』『イズァローン伝説』『私を月まで連れてって!』『天馬の血族』など。
少女漫画の歴史を語るとき、この人の名を抜きにはできず、また、少女漫画の範疇を越え、男性の支持も多い。作品の中の登場人物たちは、繊細で、いつも何かに葛藤し、戦い続ける。過酷なまでのその戦いは、いつも必ずハッピーエンドを迎えるとは限らない。悪役であるべき登場人物でさえ、深く進められるにしたがって、何時の間にかファンを作るほどの人間くささが描きだされていく。その文学性とストーリーテリング故に多くの読者を魅了しつづけ、後進たちに多大な影響をもたらし続けている。